進まない北朝鮮問題
依然として、北朝鮮による軍事的な挑発が進んでいます。
そんな中、対話による解決を模索しておりますが、北朝鮮側は貸す耳を持ちません。
更に、経済的圧力をかける事に中国とロシアは慎重な立場をとっており、北朝鮮への石油の輸出を断ち切る事が出来ていないのが現状です。
北朝鮮が、ここまで核開発にこだわる理由として、朝鮮戦争があります。
朝鮮戦争は、1950年に北朝鮮が韓国に侵攻してきた事が始まりであり、北朝鮮とソ連、中国の共産主義国家と韓国と米国、国連側による自由資本主義国家との戦争となりました。
この朝鮮戦争は、最初は北朝鮮側が韓国を侵攻しましたが、その後は韓国側が北朝鮮に侵攻し、最終的に北緯38度線で戦力が均衡したまま休戦という形で現在に至ります。
つまり、朝鮮戦争は終戦しておらず、かつ、ソ連崩壊の影響も受け、自国防衛の強化を加速させ、北朝鮮の核ミサイル問題に発展しました。
朝鮮戦争での北朝鮮の侵攻は明らかに国連安保理決議違反であり、現在の核開発もそうです。
また北朝鮮は、核保有が許されていないイランやパキスタンなどの核保有国に核兵器を輸出し、その代わりとして石油を輸入している可能性もあり、米国が北朝鮮に軍事力行使を行なえないのは、そういった第三国の存在もあるからだと考えられます。
しかし、現在の状態が続くほど、北朝鮮の核開発の技術が向上し、地球規模で危険性が高まり続けます。対話で北朝鮮を揺さぶりながらも、韓国は米国とともに北朝鮮に軍事力行使を行なわない限り、世界平和をもたらす事は不可能だと考えております。
大国党政策
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